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足の健康キープ!外反母趾を予防する方法

足は日常生活において極めて重要な役割を果たしています。

そのため、足に生じる問題は人間の体に様々な影響をもたらすことがあります。

足を健康に保つことで健康寿命も伸びます。

今回は足の状態でよく見られる「外反母趾」の原因と予防について話していきます。

足の外反母趾とは?

外反母趾の特徴的な症状の一つは、親指(母趾)の変形です。

正常な状態では足の内側のラインは踵から親指まで真っ直ぐ伸びています。外反母趾は親指が外側に傾き変形していきます。

外反母趾が進行すると、親指の付け根にバニオンと呼ばれるこぶが形成されます。

これが靴の内側に当たり、靴との摩擦によって炎症が起こり、痛みを引き起こします。

この状態を放置しておくと痛みは炎症は増していき、歩くことがとても辛くなってきます。

外反母趾の原因は?

それでは、なぜ外反母趾が引き起こされるのでしょうか?

原因として考えられることは次のことがあります。

①足の形状によるもの

扁平足や踵が傾いているなど、足部の形状に異常がある場合に、歩行時などに足部に不自然な力が加わり、これが外反母趾を引き起こす原因になると考えられます。

②不適切な靴

サイズが大きかったり、踵の部分が柔らかい、靴紐をきちんと結んでいない、など不適切な靴や不適切な履き方により、土踏まずや踵のバランスが崩れ、外反母趾が引き起こされる。

①に関しては、②が原因となり扁平足や踵の形状が崩れることが多いため、総じて外反母趾を防ぐには靴が重要となってきます。

 

予防・改善方法は?

予防・改善方法としては、

  1. 物理療法・・・痛みを取ることだけなら、電気治療や手技療法、エクササイズなどが有効です。
  2.  適切な靴の選び方・・・根本治療に重要なのは靴になります。適切なサイズ、踵の部分が硬くしっかりしている、全体的に柔らかすぎない、など適切な靴を選びましょう。
  3. インソールの利用・・・インソールの使用は、の形状を補正し、痛みの軽減に効果があります。適切な靴に更にインソールを入れることにより、歩行時の負担を分散し、痛みの改善に役立ちます。
  4. 手術・・・進行が著しく、他の治療法が効果的でない場合、手術が検討されることがあります。ここまでにならないよう、「早めに対応」していきましょう。

まとめ

以上、今回は外反母趾の原因と予防に関してお伝えしました。

外反母趾は足の異常な変形であり、その理解と適切な対処が重要です。

足のバランスが崩れると、全身の健康のバランスも崩れます。

そのため外反母趾の治療は個々の症状や進行度に応じて選択され、医療チームとの協力が治療成功の鍵となります。

早期の診断と専門医の指導により、患者は症状の軽減や予防に向けて積極的なケアを行うことができます。

また足のバランスや靴がいかに大切かを少しでも考えていただけると幸いです。